緑内障で障害年金はもらえる?視野障害の基準と受給のポイントを解説

緑内障とは

緑内障は、視神経が障害されることで視野が徐々に狭くなっていく病気です。

主な特徴は以下のとおりです。

  • 視野が欠ける(視野欠損)
  • 周辺から見えにくくなる
  • 進行すると中心視野にも影響

初期は自覚しにくいですが、進行すると日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。

障害年金とは

障害年金は、病気やけがにより生活や仕事に支障が出た場合に支給される制度です。

主な受給要件は次のとおりです。

  • 初診日があること
  • 保険料納付要件を満たしていること
  • 障害等級に該当する状態であること

緑内障で障害年金は受給できるのか

結論として、緑内障でも障害年金は受給可能です。

ただし、

  • 視力ではなく「視野」の障害が中心
  • 数値基準で厳格に判断される

という特徴があり、基準を満たしているかどうかが重要になります。

緑内障の障害等級の認定基準

緑内障は主に「視野障害」によって等級が決まります。

1級に該当する可能性

  • 視野が極端に狭く、ほとんど見えない
  • 日常生活がほぼ不可能な状態

具体的には、視野の範囲が著しく制限されている場合などが該当します。

2級に該当する可能性

  • 視野が大きく欠けている
  • 日常生活に著しい制限がある

例えば、両眼の視野が大幅に狭くなっている状態などです。

3級に該当する可能性(厚生年金)

  • 視野障害により労働に制限がある

例えば、視野の欠損があり安全な作業が難しい場合などが該当します。

視野障害の具体的な基準

緑内障では、以下の検査結果が重視されます。

ゴールドマン視野計

  • 周辺視野の広さ
  • 中心視野の角度

自動視野計

  • 視認点数
  • 中心視野の見え方

例えば、

  • 両眼の視野が大きく欠けている
  • 中心視野が著しく狭い

といった場合、等級に該当する可能性があります。

日常生活への影響が重要

数値だけでなく、実際の生活への影響も重要です。

具体的な支障の例

  • 人や物にぶつかる
  • 階段や段差が危険
  • 車の運転ができない
  • 外出が困難

就労への影響

  • 視野が狭く安全確認ができない
  • 細かい作業が困難
  • 長時間の作業が難しい

障害年金では、
安全に生活や仕事ができない状態かどうかが重視されます。

働いていても受給できるのか

緑内障でも働いている方は多いですが、

  • 軽作業や配慮がある場合
    → 受給の可能性あり
  • 制限なく働けている場合
    → 不支給の可能性あり

ポイントは、
どの程度制限された環境で働いているかです。

申請時のポイント

視野検査の結果が最重要

障害年金では、視野検査の数値が非常に重要です。

  • ゴールドマン視野計
  • 自動視野計

の結果を正確に提出する必要があります。

診断書の内容

医師には以下を具体的に記載してもらいます。

  • 視野欠損の範囲
  • 視力と視野の状態
  • 日常生活への影響

日常生活状況の申立書

  • どんな場面で危険があるか
  • 外出や移動の困難さ
  • 家事や仕事への影響

実際に困っていることを具体的に書くことが重要です。

社会保険労務士に相談するメリット

緑内障の障害年金は、

  • 数値基準の理解が必要
  • 書類の整合性が重要

という特徴があります。

専門家に相談することで、

  • 等級の見込み判断
  • 診断書内容のチェック
  • 書類の精度向上

が期待できます。

まとめ

緑内障で障害年金を受給できるかどうかは、

  • 視野障害の程度
  • 検査結果の数値
  • 日常生活や就労への影響

によって判断されます。

特に重要なのは、
視野がどれだけ欠けていて、生活にどのような支障があるかです。

「視力はあるけど見えづらい」と感じている方でも、対象になる可能性があります。
不安がある場合は、専門家に相談することで受給の可能性を具体的に確認できます。

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執筆者情報
橘憲一
橘憲一社会保険労務士
『障害年金のことで困っている方々の力になりたい』という想いから、障害年金特化型の当事務所を立ち上げました。
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